大分県の名所・旧跡・史跡のブログ

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山川の庚申塔(国東町横手)

山川の庚申塔を紹介します。

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庚申塔

 

所在地:国東町横手 山川(やまご) 

 

 

 横手地区、泉福寺前より行入方面に進み、旧道が右に別れる辺りに「高皿」のバス停があります。その手前(海側)より農道を進み、正面の橋を渡ります。橋を渡ってすぐ、川べりの地道を右手に(上流に向かって)歩きます。しばらく進みますと左前方に上がる坂道がありますので、それを上がると写真の石造物群があります。

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川べりの石造物群

 山の神様の祠の左側に、庚申塔が目に入ります。この正面は竹藪です。集落を見渡しているわけでもなければ、道路沿いに安置されているわけでもありません。どうしてこんな場所に?とも思いますが、山の神様をお守りする意味があるのかもしれません。

  

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庚申塔

一面四臂、二童子、二猿(三猿?)、二鶏

  

 国東町には200基以上の庚申塔が残り、特に横手地区には秀作といえるもの、オリジナリティに富んだものが数多く、興味を引いてやみません。この庚申塔は、全体的に大きく立派ですし、青面金剛の表情や童子の立ち姿など何とも呑気な感じで、微笑ましいではありませんか。奇抜な髪型の表現や、月と太陽・群雲を、対称性を崩して配置してあるところ、猿と鶏の配置の妙など、全体的に生き生きとした感じがします。青面金剛の衣紋の表現が見事です。特に裾の辺りが素晴らしい。

 鶏と猿は、猿・鶏・鶏・猿の順に並んでいるようです。猿が合掌しているのが何ともかわいらしい。よく見ますと向かって左側の猿の左側、枠のところにも何か刻まれているような気がします。これも、猿なのでは?と思います。遊び心から、わざと三猿のうちの一匹を変わった位置に刻んである塔をときどき見ますので、これもその類かな?と考えました。