大分県の名所・旧跡・史跡のブログ

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西溝井 宝福寺西の庚申塔(杵築市)

西溝井集落センターそば、宝福寺の西にある庚申塔を紹介します。

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庚申塔

所在地:杵築市溝井 西溝井下

 

 

 西溝井集落センターの側に、宝福寺というお寺があります。その西側(左側)から直線の里道を進み、ハウスが途切れるところを左折します(丁字路になっています)。突き当りの手前、やや鋭角的に左折し里道を下ります。舗装路は右の民家に続いていますが、そちらには行かずに、未舗装のあぜ道を直進します。あぜ道が右に直角に曲がっているところ(※)から左に歩くと、写真の庚申塔があります。

 または、西溝井集落センターの東側の里道を入って、右側に雑木林を見て進みます。雑木林が途切れるところを右折すると、※印のところにつながっています。

 

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庚申塔

一面六臂、二童子、一猿、一鶏、ショケラ

 

 鶏と猿はやや浸食を受けていますが、その他は良好な状態です。雨ざらしになっているとは思えないほど、彩色がよく残っているのに驚かされました。三角帽子をかぶった青面金剛の頭の周りには、まるで雷様のような火焔が刻まれています。向かって左側の童子が金剛さんの袂にすがりついているのがかわいらしいではありませんか。そして、なんといってもショケラです。金剛さんが手にぶら下げている人のことです。これは、金剛さんの家来だとか聞いたことがありますが、詳しくはよくわかりません。

 今も耕作されている田んぼの側にあり、周りの草はきちんと刈られています。地域の方に大切にされている庚申塔です。