大分県の名所・旧跡・史跡のブログ

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来浦の名所めぐり その1(国東町)

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 このシリーズでは国東町は来浦(くのうら)地区の名所旧跡を巡ります。来浦地区は大字岩戸寺(いわとうじ)・来浦・浜からなる地域で国東町の北端に位置し、その隣は国見町です。国道213号の改良が全線中で最後まで遅れていた地域なので、以前は国東市街地から来浦地区にまいりますとなんだか遠くまで来たような気がしておりましたが、今では道路がよくなってずいぶん便利になりました。

 この地域の主要な名所としては、岩戸寺と、旧大聖寺跡の五輪塔群がございます。一般的な観光名所としてはこの2か所に限られておりますけれども、それ以外にも水谷峠の渓谷や金毘羅大権現宮拝所、山口池などの景勝地や、五輪塔・国東塔・庚申塔などの石造文化財、歴史のあるお寺や神社、堂様などが目白押しの地域です。まだ探訪が十分ではありませんけれども、ひとまず写真のあるところをカサからシモへと順々に紹介していき、その後で追加があれば道順によらで適宜補っていくという形でシリーズを展開していきたいと思います。初回は来浦の谷の最奥部であります葛原部落跡周辺の名所・文化財と、水谷峠の磨崖仏、三十仏周辺の文化財を紹介します。

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東山香の名所めぐり その4(山香町)

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 東山香のシリーズは「その3」で一応最終回としたのですが、前から一度お参りをしたいと思うていた西鹿鳴越の諏訪神社を訪ねる機会を得ましたので、今までのシリーズの補遺として「その4」を書くことにしました。道順としては、国道10号から西鹿鳴越の諏訪神社を目指して、その道中の名所旧跡を順々に紹介していくことにします。なお当日は夕方に逆の順路で巡りましたので、記事前半の写真は薄暗くなってしまいました。今の時季は藪や蛇、雀蜂の心配がないものの、日が短いのが玉に瑕です。

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大内の名所めぐり その2(杵築市)

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 今回から2回に分けて、大内山の名所旧跡を紹介します。大内山は谷を隔てて西と東に分かれています。前半は西大内山を巡って、東大内山は次回とします。

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藤原の名所めぐり その2(日出町)

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 藤原の名所めぐりのシリーズの続きです。前回、安養寺の天満宮庚申塔まで紹介しました。道順が前後してしまいますが、今回は井手八幡から紹介します。

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田染の名所めぐり その5(豊後高田市)

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 前回、大字小崎は奥組のうち空木部落周辺の名所旧跡を紹介しました。今回は下組(台薗・だいそん)と中組(原)の一部を巡って、以前一部を紹介しました大字真木は間戸部落の残りまで紹介します。

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立石の名所めぐり その2(山香町)

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 今回は立石地区の磨崖仏をめぐります。この地域には、私の知る限りでは4か所(棚田・西鶴・岡・仏ヶ迫)に磨崖仏がございますが、このうち仏ヶ迫の磨崖仏はまだ行ったことがないので、ひとまず残りの3か所を紹介することにします。棚田の磨崖仏以外は保存状態がよろしくなく、特に岡の磨崖仏はその痕跡をうっすらと認める程度にまで風化してしまっています。しかし自然の岩壁と一体になった磨崖仏は、よしそのお姿が消えかかろうとて、その場所に仏様が宿っていると思えばほんにありがたいことではありませんか。

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